(2014年11月10日(月)13:30〜16:30)
“フレンチスカルプチュア”
今回のJNAスーパーライブは、数々のコンテストでチャンピオンの栄光を勝ち取ってきた井筒貴子さん(JNA常任本部認定講師・ME)が登場。6日後に東京ネイルエキスポを控え、「世界チャンピオンの神髄 コンテストスタイルのフレンチスカルプチュア」を披露しました。
今回で記念すべき第30回を迎えたJNAスーパーライブ。 開催に先立ち、初回から連続してナビゲーターを務める仲宗根幸子教育委員長へ花束の贈呈が行われました。仲宗根さんは「私も毎回勉強になるので、2年半もの間継続して、楽しみながらナビゲーターを務めさせていただいています。」とコメントされていました。
そんな記念すべき回である今回のライブは、コンテスト直前ということもあり、井筒さんのフレンチスカルプチュア制作のコツが存分に披露されました。 まず最初のポイントとして話されたのは、前日までに行うというフォームの仕込み。時には数時間かけてじっくり行うこともあるという仕込みは、その形次第で、かかる時間が大幅に変わるそうです。井筒さんも出場を予定している世界ネイリスト選手権では、競技時間が昨年までの120分から90分へと大幅に短縮されているため(事前のプリパレーションが可になりました)、その違いはより顕著に表れるそうです。 2つ目のポイントとして話されたのは、パウダーの配合について。 井筒さんは、硬さの違う何種類かのパウダーを混ぜ合わせて使用しています。当日の会場の温度・湿度、そしてモデルさんの手の温度に合わせてその配合割合を変え、硬化速度を調節しているということでした。
また、世界ネイリスト選手権を含め、コンペティションは時間との闘いでもあるといいます。そこで、今回はJNAスーパーライブ史上初の、タイムトライアル方式での施術も行いました。 ご自身ではあまり満足のいかない出来映えということでしたが、コンテスト出場を予定している多くの受講生たちは、井筒さんの施術のスピードと正確性、細かな神経の使い方に感嘆の声を上げていました。
質疑応答の時間には「井筒さんが使っているスポンジバフのグリット数は?」「今日のパウダーの配合割合は?」など、具体的な内容に踏み込んだ質問が飛び交っていました。
多くのネイリストが来場した今回のJNAスーパーライブ。ライバルともなり得る受講生たちも、直前に迫ったコンテストに生かせる、具体的なコツを掴んだようでした。
次回は、東京ネイルエキスポ2014のグランドチャンピオンの出演を予定しております。優勝の栄冠を勝ち取ったばかりのグランドチャンピオンのライブをお楽しみに。