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株式会社デザインワードに対する
消費者庁の景品表示法に基づく措置命令について

Measures against based on the Act on Premiums and Representations

2025年3月12日

 2024年12月17日、消費者庁は、株式会社デザインワードに対し、同社が運営する「AFLOAT Nail School」の広告表示について、景品表示法に違反する行為(同法第5条第2号(有利誤認))が認められたことから、同法第7条第1項の規定に基づき、措置命令を行いました。
 違反の内容は、相当期間にわたって提供された実績のない役務の価格をあたかも通常提供価格として、これに対する割引価格を表示するいわゆる二重価格表示です。
 また、違反の期間は措置命令の対象となっているものだけでも5ヶ月以上に渡っており短いものとはいえません。対象校も本部認定校を含む19校と大規模なものです。そして、同措置命令は大手新聞社の報道(webを含む)等により広く世間に知られることとなりました。
 本違反は、典型的な有利誤認の事案であり、同法人の遵法意識の欠如は強い非難に値します。
 また、本違反は、利潤の追求を優先して、ネイリストを志す生徒に誤解を生じさせたものであり、悪質といわざるを得ません。そして、本違反がネイル業界に与えた負の影響は大きく、特に、認定校の中でも他の認定校の模範となるべき「JNA本部認定校」として認定している4校において同様の行為が確認されたことは、認定校及び本部認定校の信頼、信用を毀損する極めて重大な違反といえます。
 一方、同法人より原因究明、表記修正および再発防止の取り組みについて報告を受け、今後の運営改善への努力をしていることは考慮することができます。
 これらの諸般の事情を総合的に考慮し、今般、JNA認定校規程及びJNA本部認定校制度細則に基づき同法人に対し、要旨以下の措置を講じるものとしました。
 なお、本措置の根拠は本部認定校に関してはJNA本部認定校制度細則第8条、同第6条、同第4条等、認定校に関してはJNA認定校規程第12条第1項第5号、第7号、同第4条第1項第2号、同第6条等に基づくものです。

1 JNA本部認定校に対する措置
⑴ 対象校
AFLOAT Nail School町田校
AFLOAT Nail School東京新宿校
AFLOAT Nail School千葉校
AFLOAT Nail School大宮校

⑵ 措置内容
JNA本部認定校としての以下の権利・特典を停止する。
・本部認定校である旨の表示、ロゴの使用
・JNAジェルネイル技能検定試験自校開催制度に関する特典
・本部認定校修了証発行

2 JNA認定校に対する措置
⑴ 対象校
AFLOAT Nail School 町田校
AFLOAT Nail School 東京新宿校
AFLOAT Nail School 千葉校
AFLOAT Nail School 大宮校
AFLOAT Nail School 名古屋校
AFLOAT Nail School 大阪校
AFLOAT Nail School あべの天王寺校
AFLOAT Nail School 京都校
AFLOAT Nail School 北千住校
AFLOAT Nail School 名古屋駅前校
AFLOAT Nail School 神戸三宮校
AFLOAT Nail School 札幌校
AFLOAT Nail School 渋谷校
AFLOAT Nail School 池袋校
AFLOAT Nail School 西船橋校
AFLOAT Nail School 川崎校
AFLOAT Nail School 京都駅前校
AFLOAT Nail School 福岡博多校
AFLOAT Nail School 柏校

⑵ 措置内容
JNA認定校としての以下の権利を停止する
・JNAオフィシャル教材購入価格の割引
・検定試験および講習会の「自校開催」に関する運営補助金

また、認定校については、本部認定校申請条件のうち、認定期間を延長する

3 措置の効力期間
2025年4月1日から同年9月30日まで(6ヶ月間)

なお、本措置に関する個別のお問い合わせには対応いたしかねますのであらかじめご了承ください。

参考サイト

消費者庁:株式会社デザインワードに対する景品表示法に基づく措置命令について 2024年12月17日 アフロートネイルスクール:お詫びのお知らせ:消費者庁による措置命令に関して 2024年12月17日 アフロートネイルスクール:お詫びのお知らせ 2025年2月3日

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