(2015年2月10日(火)13:30〜16:30)
サロンワークでアクリルを効果的に活用するプロならではのテクニックを伝授。ジェルとの融合でお客様満足度アップのポイントをお伝えします!
2015年最初のライブとなった今回は、現在トレンドデザイナーとしても活躍する長谷真弓さん(常任本部認定講師・ME)がレクチャー。前々週にアメリカで開催されたNAILPRO Competitions at ISSE Long Beach 2015で優勝を飾ったという長谷さん。その確かな技術を活かし、日々サロンでアクリルを活用している長谷さんだからこそできる「サロンワークで活きるアクリル&ジェルテクニック!」を披露してくれました。
まず披露してくれたのは、2種類のデザインスカルプチュア。 ひとつめは、オリジナルのホロ・グリッターを使用したデザイン。 スマイルラインにグリッターをのせたこのデザインには、ベースに、リペアで使用されることの多いカラーをオン。肌馴染みの良いカラーを使用することで、よりグリッターの輝きを引き立たせていました。 今回使用したグリッターは、サロンにあるほぼ全てのホログラムとグリッターをミックスして作ったという長谷さんオリジナル。大きなホロだとスマイルラインを綺麗に作ることができないため、細かなグリッターを混ぜたのがはじまりということですが、既製品には出せない独特の輝きを放っていました。
ふたつめのデザインは、ホロパウダーを使用したタイダイ風デザイン。 今回は5色ものホロパウダーを使用しました。それぞれのカラーをランダムに配置すると、ボール同士が馴染み、厚さの調整をするだけで簡単にタイダイ風のデザインスカルプチュアができるということで、時短にもなる、長谷さんのサロンワークいちおしのデザインです。
ただ、大きめのホロが入ったデザインは、ストレスポイントから折れてしまいがちというのが難点。セミナーの中では、それを解決する術も教えてくれました。
後半披露してくれたのは、アート用の硬めのジェルを使用したジェルアート。 長谷さんがサロンスタッフのみなさんと、丁寧に、かつ、サロンワークに適した時間内で施術のできるデザインとして考え出したというこのアートは、ジェルの硬さを活かした「かすれ」風。 ナビゲーターの仲宗根さんからは「水墨画の技法のよう」と評されたそのアートは、コツを掴めば簡単にできるといい、こちらも長谷さんおすすめのデザイン。 その上に英字シールを重ねたシンプルなデザインですが、プロならではのジェルの薄さと美しさなどで、セルフネイルとの差別化を図ることができます。
そして最後にはサプライズで、2人の受講生にフレンチスカルプチュアを施術。 1人目は、正方形に近いネイルベッドを持った方で、その爪の形に合わせた施術を披露。 2人目には、認定講師資格試験対策として、スクエアのフレンチスカルプチュアネイルを施術。 モデルさんを含めた全く違う爪の形をした3名の方への施術を通して、それぞれに適したスカルプチュアの作り方などを見ることができ、サロンでの施術を行う受講生たちが考えさせられるセミナーとなりました。
今回セミナーでは、日々サロンで研鑽を積みながら、国内外のコンペティションで輝かしい成績を残している長谷さんならではの、正確さと手際の良さの秘訣を伝授してくれました。 コンペティション上位を目指すだけでなく、日々サロンで活躍する受講生のみなさんの実生活に生かせるお話しが多く聞くことができる貴重な機会となりました。
次回3月9日(月)のJNAスーパーライブには、長谷川園子さん(本部認定講師・ME)が出演。目前に迫った認定講師資格試験対策として、フレンチケアとフレンチイクステンション、そしてコンペスタイルのフレンチスカルプを予定しています。