(2015年3月9日(月)13:30〜16:30)
~コンペスタイルのフレンチスカルプも!~
第33弾となる今回は、長谷川園子さん(本部認定講師・ME)が出演。TOKYO NAIL EXPO2010の全日本選手権で総合グランドチャンピオンに輝いて以来、世界選手権やアジアカップなど、最高峰のコンペティションで表彰台にのぼり続けている長谷川さん。今回は「認定講師試験直前!フレンチケア&フレンチイクステンション~コンペスタイルのフレンチスカルプも!~」と題して、翌週に控えた認定講師資格試験対策のデモンストレーションを披露してくれました。
ライブ前半は、右手5本を使ってネイルケアとフレンチカラーリングを披露。 ネイリスト技能検定試験の入り口である3級とも手順が変わらないネイルケア。長谷川さんも基本に忠実につつがなくケアを施します。
続くカラーポリッシュを塗布する際には長谷川さんからポイントが2つ。 頭は動かさず、モデルさんの指を動かして塗布していくこと。また、モデルさんの指を持ち上げながらポリッシュを塗ること。そうすることで、全体のバランスを見ながら、指の先端にポリッシュが溜まらないようにできるということです。 その他、塗布しているポリッシュにも工夫が。 ベースカラ―となる「ナチュラルスキンカラー」は、持ち込みが3本まで。そこで、長谷川さんは、モデルさんの肌色に合うように、3種類のポリッシュを混ぜたオリジナルカラーを作っているそうです。また、ホワイトは、2種類用意。少し薄めてサラサラにしたものを1度目に、2度目に通常の粘度のものを塗布してトップエンドをはっきりさせます。そして3度目に再度サラサラのものを使って中央を繋ぎます。こうすることで、筋を作ることなく、エッジがあるような立体感を出すことができるということで、受講生も多くメモをとっていました。 そして受講生からも質問があがった「フレンチラインの幅のバランス」については、中3本を「1」とした時に、小指は「0.9」、親指は「1.1」をイメージしているということでした。
数々のコンペで輝かしい成績を収め、JNA本部認定講師・またトレンドデザイナーとしても活躍する長谷川さんですが、今もなお、普段から練習を欠かさないといいます。やはりモチベーションの維持は難しいといいますが、それでも周囲のコンペに出ているネイリストたちと一緒に練習会を行うことで、刺激を受けて、更に研鑽を積むようにしているそうです。
そして後半は、試験に向けたフレンチチップオーバーレイと、フレンチスカルプチュアを立て続けに披露。制限時間90分の世界選手権に向かって練習を重ねる長谷川さんの施術は、どこをとっても手際がよく、受講したみなさんは息つく暇もないその手さばきに見惚れていました。
最後に披露してくれたのは、コンペスタイルのフレンチスカルプチュア。 先ほどまでは、チップのラインに合わせて作っていたスマイルラインですが、コンペスタイルでは、ラインを深めに設定。もちろんその厚さにも違いがあり、通常のフレンチスカルプチュアではキャッシュカード程度を目安とするところ、コンペの場合は名刺程度を目安にすると良い、と仲宗根ナビゲーターが言及されていました。
ライブ終了後、「今資格試験に向けて行っている練習が、後々の自分の技術になってきます。受かった後も挑戦し続けて、ゆくゆくは、コンテストにも出てチャレンジし続けてもらいたいです。」とコメントをくれた長谷川さん。 既に認定講師である受講生も多かったですが、どの方も長谷川さんのネイルに対する真摯な姿を見て、基本を見直すきっかけとなったようでした。
次回は、4月10日(金)に伊藤朋子さんが「今だからたいせつ!癒されるネイルケアテクニック」を披露してくれます。お楽しみに!