(2016年2月8日(月)13:30〜16:30)
フレンチカラーリング&フレンチイクステンション~合格のポイントをお伝えします!~
2016年最初のスーパーライブは、ASIAカップ2連覇、前回の世界選手権でも2位&海外審査員賞を受賞するなど、世界レベルの大会でも常に上位に立ち続ける、岩井智栄さん(JNA本部認定講師・ME)が登場。「認定講師資格試験対策!フレンチカラーリング&フレンチイクステンション~合格のポイントをお伝えします!~」として、目前に迫った認定講師資格試験対策を披露してくれました。今回は、100名近い方が受講、会場のJNAカンファレンスルームが満席になるほどの人気でした。今回の受講者のほとんどは、約1ヶ月後に迫った認定講師資格試験の受験生と、その指導にあたる教育者のみなさん。目前に迫った試験に対してかなり具体的な内容が学べるとあって、受講生のみなさんはとても真剣なまなざしで岩井さんの繊細な手さばきを見つめていました。
今回は事前にケアを行い、ラウンドに整えたところからスタートです。 前半は、右手のカラーリングを手ほどき。 ベースを塗った後のスキンカラー、岩井さんは濃度の違う2本をもって本番に挑んでいます。特に緊張するのは、1度目のカラーリングという岩井さん。1度塗ったラインの段差を2度目のカラーリングで修復するのが難しいため、特に慎重に刷毛を動かすといいます。 そして、フレンチに塗るホワイトも3つの濃度の違うポリッシュを用意。1度目は新品程度の濃度、2度目は少し濃度の濃いもの、3度目は新品のボトルに対してソルベントを3滴程度入れた少し薄いものを用意してツヤをだすようにしているといいます。 技術を磨いていくうちに自分に合った塗り方はもちろん、ポリッシュやツールなども自分が使いやすいようにカスタマイズしていくのが、究極の作品を作り上げるためには不可欠のよう。ただし、認定講師資格試験を含めた試験や検定では、テーブルセッティングには細かく規定があるため、要項をよく読むようにとナビゲーターの仲宗根さんからアドバイスがありました。
そして後半は、左手のチップ&オーバーレイ、チップ&ラップとアクリルスカルプチュアを披露。 試験では、通常のサロンでの施術と違い、アクリルスカルプチュア・チップ&ラップ・チップ&オーバーレイと混在した3つのイクステンション、そしてケア・カラーを施すので、カラーの乾く時間や、硬化熱が発生するまでの時間の使い方が要。岩井さんは、小指のチップラップが硬化を始めるまでのあいだに、薬指のチップオーバーレイのすき間をうめるなど、後半75分という限られた時間の中で効率よく、なおかつベストのタイミングを見失わない順序を教えてくれました。
解説の途中には、ナビゲーター仲宗根さんから、技術的な面はもちろん、筆記試験のポイントや、面接で聞かれる内容など、かなり踏み込んだアドバイスがあり、受講生たちは身を乗り出してメモをしているようでした。
技術力はもちろん、その技術を解説する知識がある認定講師が必要とされていると語られたJNA認定講師。最前線でコンペティションに挑み続けている岩井さんの繊細な手さばきとその熱い姿勢に、受講生も身の引き締まる思いがしたようです。
次回は、伊藤朋子さん(JNA常任本部認定講師・ME)が登場!ネイルケア・メンズネイルを中心に、今後のサロンで役立つ様々なコツを教えてくれます。次回もお楽しみに!