(2016年3月28日(月)13:30〜16:30)
~これからのサロンワークに活かせるコツ!~
第44弾となった今回は、伊藤朋子さん(常任本部認定講師・ME)を講師に「ネイルケア&メンズネイル~これからのサロンワークに活かせるコツ!~」と題して、ネイリストとして欠かせないネイルケアの技術を、丹念に披露してくれました。
今回は、男女1人ずつのモデルが登場。女性の右手と男性の左手を同時進行でケアを施し、男女での施術方法の差を解説するスタイルでの進行となりました。
男性は、女性と比べて第一関節を曲げられず指先を下向きにすることが難しい場合が多いことや、慣れないものを不快に感じる方が多い、など、施術機会の多い女性との違いを意識したネイルケアを行っていきます。 男女の差は、施術のツールにも影響しているそうです。伊藤さんがメンズケアをする際は、角度のついた、接地面積の多いメタルプッシャーを使用して指先を自然に伸ばしたままプッシュアップできるようにしたり、ネイルニッパーと短いファイルを使ってファイルが当たる時間を極力減らすようにするなど、そのお客様に合ったツールを使用して、心地よい時間を過ごせるような細やかな心遣いをされているようでした。 今回の男性モデルには、5本の指のうち、ハイシャイン仕上げ・リッジフィラー系のベースとトップコートでの仕上げ・マット系のベースのみの3パターンで仕上げを行いました。
男女問わず、サロンワークは皮膚のカウンセリングが一番大切だと語る伊藤さん。 男女の差は勿論ですが、その方一人ひとりの皮膚の状態や、好みなどをきちんとカウンセリングして、その方に合った施術をすることが爪の健康、そしてリピートに繋がるということです。また、男女ともに多くの顧客を抱える伊藤さんは、男性は女性に比べて、サロンをひとつに絞る傾向もあり、メニューの追加やリピート率も高い、と考察したうえで、受講生のみなさんに、以下のようコメントしてくれました。 「小さく、地味な仕事だと思われるかもしれませんが、望まれる方たちに施すことで、必要とされるのがネイルケアです。ぜひネイルを楽しんで、そしてお客様を喜ばせてあげてください」。
次回は、羽田由紀さん(常任本部認定講師・ME)が登場し、その週末に迫る「検定直前2級ポイント徹底指導!」を披露してくれます。次回もお楽しみに。