(2016年7月5日(火)13:30〜16:30)
1級スカルプチュア、チップオーバーレイ徹底分析!~受験生はもちろん、指導者の方にも役立つポイントがいっぱい!~
今回のJNAスーパーライブは、長谷真弓さん(常任本部認定講師・MEリーダー)が登場。「1級スカルプチュア、チップオーバーレイ徹底分析!」と題し、10月に行われる秋期ネイリスト技能検定1級と、来年の春期から変更される点を比較しながら、その違いとポイントを披露してくれました。
前半は、チップオーバレイをレクチャー。 秋期と春期の要項で一番の違いは、フリーエッジの長さ。秋期では10mm程度、来年春期からは5mm〜10mmまでと変更されます。そのフリーエッジの長さの違いで重要なのが、チップの装着角度だそうです。10mm仕上がりの場合は横から見て爪なりになるよう装着。10mmより短い仕上がりの場合は、チップを10mm仕上がりの角度より下げて装着し、サイドストレートをファイリングすることで30%のCカーブを作ることができます。 長谷さんは、アプリケーションの際のバブルにも注意しているそうです。「チップの厚みで地爪の上に段差ができます。ファイリングで段差をなだらかにした後、地爪との間にへこみがあれば、そのままミクスチュアをのせるとバブル原因になってしまいます。アプリケーションはへこみの部分から、筆の面で軽く撫でるようにミクスチュアをのせてください。」とアドバイス。
後半は、ナチュラルスカルプチュアを施術。 スカルプチュアの秋期と春期の違いは、秋期はナチュラルスタイルかフレンチスタイルのいずれか選択できるのに対し、春期は、ナチュラルスタイルのみになること。そして、チップオーバーレイと同様、フリーエッジの長さが秋期では10mm程度、春期からは5mm〜10mmまでになることです。 フォームカットでは、練習、指導する際のカットするカーブの大きさについて解説。Cカーブの幅、ストレスポイントのライン、カットする箇所のエリアのガイドラインを鉛筆で地爪に書いて、詳しく解説してくれました。 アプリケーションでは、ミクスチュアは4つのエリアに分けるイメージで、左右のストレスポイント分、左右のフリーエッジの角の分で、ミクスチュアを均一に伸ばすことでキレイなフリーエッジのアプリケーションに仕上がるとのことでした。
日々のサロンワークをこなし、国内外のコンペティションでも輝かしい成績を残している長谷さん。その緻密さと手際の良さを披露し、コンペや検定の審査時のモデルさんの手の魅せ方などの受験生に対するアドバイスだけでなく、指導者側に立った生徒に指導する際のポイントも、細部まで解説してくれました。
次回は、スーパーライブ初出演の芳野真理さん(本部認定講師・ME)が登場。「グランドチャンピオンが教える認定講師試験対策」を披露してくれます。お楽しみに!