(映画コメンテーター)
スウェーデンのストックホルム生まれ。18歳で来日し1989年から芸能活動をスタート。TBS「王様のブランチ」に出演のほか、テレビ、ラジオ、女優、声優としてマルチに活躍中。ネイルクイーン2011協会功労賞を受賞。ネイルクイーン2015選考委員の1人でもある。
小さいころからネイルに関心を持ってきたLiLiCoさんは、今は自分でネイルのデザインをしてしまうほど。2015年のネイルクイーン選考委員でもあるLiLiCoさんに、ネイルに関してのマナーやこだわりをお話いただきます。
(映画コメンテーター)
スウェーデンのストックホルム生まれ。18歳で来日し1989年から芸能活動をスタート。TBS「王様のブランチ」に出演のほか、テレビ、ラジオ、女優、声優としてマルチに活躍中。ネイルクイーン2011協会功労賞を受賞。ネイルクイーン2015選考委員の1人でもある。
小さいころからネイルに関心を持ってきたLiLiCoさんは、今は自分でネイルのデザインをしてしまうほど。2015年のネイルクイーン選考委員でもあるLiLiCoさんに、ネイルに関してのマナーやこだわりをお話いただきます。
渡辺:LiLiCoさんはお仕事が多岐に渡りますから、お仕事内容によってネイルの色や具合を変えていらっしゃるのでしょうね。
LiLiCo:はい。たとえばCMの仕事のときは派手なツメでは行きませんし、お料理の仕事のときは青や緑は料理には合わないと思っているので、ベージュのジェルにしたり。コントで主婦の役をするときになると、スカルプチュアを自分で削ったうえで控えめなベージュに塗って調整したり。テレビも番組によってネイルのデザインの雰囲気を変えたりします。TPOに合わせたマナーがとても大切だと思っているのです。たとえば派手なネイルをしているときに目上のかたとの会食がある場合には、「申し訳ありません。これこれこういう仕事があるので今日はネイルがこういうデザインになっています」とおことわりしています。お寿司屋さんに行ったときもそうで、最初に派手なデザインですみませんと謝ります。お詫びしたうえで、やはりそれでも指で直にお寿司をつまんで食べることはしません。そういう気が遣えるタレントであり、女性でありたいと思っているのです。
渡辺:そこまで気遣いできるのは素晴らしいことだと思います。
LiLiCo:反面、2011年にネイルクイーンの賞をいただいていますし、今年の選考委員でもありますから、見せるネイルをすることにも気を遣います。ネイルは10日に1度は変えていますし、わーっ、サスがだな! と思われるような、夢をもってもらえるようなデザインを意識しています。服と同じですよね。ワンパターンにならないこと。ファッションの最先端をツメで表現したいと思っているのです。ネイルクイーンの授賞式のときは、メイクも髪の色も髪形も、ドレスもクツも、ネイルの色に合わせてトータルにセルフプロデュースしました。「ネイルからひとつの物語を作る」という考えで。
渡辺:ネイルから物語が生まれるって素敵ですねー。そうしますとサロンに行ってもご自分が考えるデザインでしてもらうのですか?
LiLiCo:はい。自分がいちばん、似合うものと似合わないものを知っていますから。たとえばマーブル柄やピーコックは似合わないのですよ。何となくふわっとしたものが似合わなくて、ハッキリしたもののほうがいい。オーロラのストーンとか仁丹くらいのサイズの小さなストーンも苦手なので、使わないようにしてもらいます。アートやセンスにはある程度自信がありますから「ここにつけたほうがいいのでは?」と意見を言いますね。私にとっての最高の癒しは、「どんなストーン持っているか見せてもらえますか?」とお願いして、運ばれてきたサンプルケースに並んでいるストーンを見るひととき! だからネイルサロンにいくとアドレナリンが出るのです。サロンの匂いをかぐと「よしきた!この匂い」っていう感じで(笑)この匂い=きれいになれるという条件反射みたいなものです。
渡辺:本格的な秋に向かって、どういうネイルにしていきたいですか? また今後挑戦してみたいものは?
LiLiCo:秋はファッションに萌えますねー。パンツルックで赤やワインレッドの短いツメにしたいです。その中で薬指だけアクセサリー感覚でラメやアートをしたり。課題としては、カッコいいパール。パールは苦手な部類なのですが、なにかカッコよくデザインできたらいいなと思います。それから日焼け肌にはグレーが合いにくいのですが、濃いめのグレーが出てきてくれたら挑戦したいです。ラメも、ネイルの色そのものも、もっといろいろなバリエーションがあるとよいのになぁと思いますね。もっともっとネイルの可能性がありそうな気がします。自分で3Dアートができるようにもなりたいですね。
渡辺:あくなきネイルへの追求という感じですね。
LiLiCo:考えたらおもしろいですよね。ツメって細胞が死んだ後のパーツなのに、そこを飾ろうという発想がすごい。nice idea ! ですよね。
渡辺:本当に。死んだパーツだからこそ、きれいにしてあげるのがよいのかもしれませんね。
(わたなべ けいこ・美容ジャーナリスト)
80年代半ばより約30年に渡り、美容記事の企画構成や執筆に携わる。化粧品情報に限らず、 美や健康にまつわるさまざまなテーマで幅広く取材を続け、女性誌やweb媒体で情報を発信している。