(2016年4月12日(火)13:30〜16:30)
プロネイリストの証“2級“のポイントを徹底指導!
今回のスーパーライブの講師は、羽田由紀さん(常任本部認定講師・ME)。2006年にグランドチャンピオンに輝いて以来、サロンでの活躍はもちろん、スクールにて数多くのネイリストたちを育てている羽田さん。 週末に控えたネイリスト技能検定試験(JNEC主催)は、要項が変更となって初めての試験。カラーが変更された2級の対策を、スクール講師として活躍している羽田さんならではのきめ細やかな視点で披露してくれました。
今回は、検定同様事前仕込みを済ませた状態でのスタート。 春期検定2級の最大のポイントは、カラーが変更された点。色がわかりやすい赤色ポリッシュからの初の変更で、春期はピンクを塗布することになります。羽田さんは、色の濃淡だけでなく色合いのニュアンスも微妙なカラー選びのポイントを解説してくれた他、モデルさんの事前仕込みの段階で、片手ずつ1度塗りと2度塗りを施し、その違いを見せながらカラーリングのポイントを教えてくれました。そして、今回は、長さの足りなかった1本にアクリルスカルプチュアでリペアを施しました。
続いてファイルをかける時には、2級にありがちな失敗例をハンドで披露。角をとりすぎない、ということに注意を払いすぎて、全体像がつかめていない人も多いと羽田さんは感じているそうです。ファイル後に、メタルプッシャーをかける時には、ナビゲーターの廣田直子さんより、ルースキューティクルのプッシュバックとプッシュアップの違いについて説明がありました。
後半は、検定同様チップ&ラップとカラーリングを実施。 まずは次回検定指定の右手中指に、チップ&ラップを行います。 受講生のうちの複数名からも悩んでいるという声が挙がった「チップの選び方」。羽田さんは、コンタクトゾーンが多いチップと少ないチップの2パターンを例に挙げ、ハイポイントからの角度の作りやすさや、チップとのあいだへの空気の入りやすさをポイントに、それぞれのメリット・デメリットから自分の使いやすいタイプのチップを事前によく知っておくことが大切だと語りました。 同様に、グルー・フィラーとレジン、それぞれのメリット・デメリットの説明もあり、受講生はとても参考になっているようでした。 そして、丁寧にカラーリングを行ったあとに、フラットアートを施します。羽田さんは、アートは10分以内で練習を行うようにしているそうで、細かなこいのぼりを短時間で完成させました。アートは練習すればするほど上手になっていくので、練習を重ねて自信をつけるようにしましょう、とコメントされていました。
今回は羽田さんのテクニックを間近で見られ、受講されたみなさんにモデルの爪を見てもらうことができました。赤とピンク、そして今後出てくるナチュラルスキンカラー・パールホワイトと、色の違いによって塗り方を変えるという羽田さん。これから受験される方に向けて「今回のピンクはムラにならないようにする、ということを優先してカラーリングしましたが、その時に指定されるカラーの特性によって塗り方を工夫してください」とアドバイスされていました。
次回は、5月12日 小山カオルさんを講師に、「何事も基礎が大切!!スカルプチュアの“あるある”失敗例から徹底レクチャー!」が開催されます。次回も、お楽しみに。