〜サロンワークからコンペ対策まで〜
サロンワークでも大切なウォーターケアのポイントから、コンペに向けてキューティクルラインの作り込み、ラウンドや長さのバランスの見極め方、フレンチカラーリングでのベースカラーの調合、ムラを出さないブラシワーク、ホワイトを3度塗りで仕上げるコツなど、各工程を一つずつ丁寧に解説します。
出 演:深田恵里さん(アジアネイルフェスティバル2016グランドチャンピオン)
ナビゲーター:仲宗根幸子さん
第60弾のスーパライブは、昨年のアジアネイルフェスティバルで総合グランドチャンピオンに輝いた深田恵里さんによるコンペ向けのネイルケア&フレンチカラーリングのセミナーでした。
前半は、カラーリング前の爪のリペアとネイルケア。全体の爪のバランスを考慮し、必要な部分にアクリルを足して修正するリペア方法のほか、視線のズレによるラウンドのゆがみがでないように、モデルさんに座り位置を調整してもらう工夫など、長年コンペに出場し続けている深田さんならではのコンペ対策術も披露してくれました。フリーエッジについても、ポリッシュの厚みを考慮して、幅を若干内側に削るなどの細かいこだわりも指南しました。
また、メタルプッシャーでキューティクルをしっかりと押し上げることによって、キューティクルラインが際立ち、ナチュラルスキンカラーを塗布したときに肌と爪の境目をはっきりと目立たせるなど、ここでもチャンピオンならではのワンランク上の工夫が。「ネイルケアをしっかりしてから、カラーリングの練習をする」。普段から丁寧な練習を積み重ねることで、美しいケアカラーが完成するのでしょう。
後半はフレンチカラーリング。ハンドモデルの肌に合わせてポリッシュを調合するのはもちろん、それが審査でどう見えるのか、コンペ前に何度も競技会場に足を運んで、実際の照明で確認したそうで、ここにもコンペに対するこだわりを感じました。
深田さんのカラーリングのコツは、ベース・カラー・トップ、いずれを塗布するときも、ハケ圧を掛けずにさっと塗ること。また筆を持つ利き手側はほぼ同じ位置にし、モデルの指を回してポリッシュを塗布するなど、コンペだけではなく、検定やサロンワークでも役に立つポイントを数々伝授していました。
ケアカラーが楽しくて仕方がないという深田さん。ぜひこの楽しみをたくさんのネイリストに知ってもらい、共にコンペで戦いたいという熱い言葉を寄せてくれました。
次回、第61弾は昨年の東京ネイルエキスポ、グランドチャンピオンに輝いた外崎舞さんによる「東京ネイルエキスポに向けて、コンペスタイル・フレンチスカルプチュアの極意!」を予定しています。11月のコンペ前に必見の内容ですね!