どんな爪にも特徴があります。(巻き爪、反り爪、フラット爪、ゆがみ爪etc.)アクリル・ジェルの様々なイクステンション技法を使い、爪の特徴に合わせて、いかに理想の“フォルム”を作り上げるか。イクステンションの達人が丁寧に解説します。
デモンストレーション内容
・3種類のチップオーバーレイ(アクリルオーバーレイ、ジェルオーバーレイ)
・スカルプチュア
・フローター
5本すべて同じフォルムに仕上げ、カラーリングを施します。
出 演:長谷真弓さん(常任本部認定講師・MEリーダー)
ナビゲーター:仲宗根幸子さん
第62弾のスーパーライブは、国内外の大会でチャンピオンに輝いており「イクステンションの達人」と呼ぶにふさわしい、長谷さんによるデモンストレーション。爪の特徴にあわせて、いかに理想のフォルムを作り上げるか、そのコツと幅広いテクニックを披露しました。「全てのお客様の爪がモデルのような爪をしているわけではない」ということで、当日来場した受講者の中から今回のモデルを選出するという、サロンワークに展開しやすい実用的な講義でした。
まず前半は、少し癖のあるモデルさんの爪に、5種類の違うイクステンション技術を使って、同じフォルムを作り上げました。 「ジェルフローター」「アクリルスカルプチュア」「ハーフウェルチップを使ったアクリルチップオーバーレイ」「ハーフウェルチップを使ったジェルチップオーバーレイ」「フルウェルチップを使ったジェルチップオーバーレイ」の5種類をそれぞれの指にあわせた方法で施術。バラバラの技法で仕上げたにも関わらず、最後のジェルカラーリングが終わると全てのフォルムに統一感が出ており、その高い技術に受講者たちからは感嘆の声があがっていました。
3つの方法で施したチップオーバーレイ。多くのサロンで施術機会が減っていますが、長谷さんは、綺麗なフォルム作りのためにサロンでのチップ使用もオススメしてるそうです。チップオーバーレイのチップ選びでは、ぴったりのサイズを使用すると、仕上がったときにイクステンションの厚みの分、大きく見えてしまうので、若干小さめのチップの使用を推奨。さらに、小さめのチップを使うと、すでにピンチが入った状態になるため、ピンチングの手間が省けるといいます。そういった使用のコツを覚えれば、今以上にチップを実用的に展開できるのでは?と提案されていました。また、ジェルの施術では、ジェルの上にクリアチップをかぶせて硬化し、フォルムを形成するという新しい技術を披露していました。こちらも、簡単に綺麗なフォルムを作ることができ、ファイルなどにかかる時間が省けるため、時短が求められるサロンワークにオススメということでした。
後半は、反り爪など、さらに爪にお悩みのある2人の受講生に施術。普段から、綺麗に仕上げることだけでなく、お客様の日常生活に無理がない方法を選択し、常日頃からご提案しているという長谷さん。お悩みの内容によっても施術方法を変えられるよう、技術の幅を広げておくことが大切だという長谷さんの声には説得力がありました。
次回、第63弾は11月12日13日に行われる東京ネイルエキスポ2017でのプロフェッショナル部門総合グランドチャンピオンを招いての開催を予定しています。日本一の技術を間近で見られる初めての機会、お見逃しなく!