輝かしいコンペ受賞歴と技術指導力に定評のある国松美恵が教えます!指導者向けに「JNA認定講師資格試験」教え方(伝え方)のポイントを伝授いたします。また、短い爪やダメージネイルの施術方法について、お悩みはございませんか?爪の状態に合った施術方法を解説いたします。プロネイリスト必見のテクニックをお楽しみに!
デモンストレーション内容
・JNA認定講師資格試験「イクステンション」の教え方について
・サロンワークや試験に繋がる「短い爪やダメージネイル」の施術方法
指導方法によって、生徒さまの成長スピードが変わります。一つ一つの工程をなんとなくではなく、すべて理論をもって説明する方法をご案内いたします。ダメージネイルの対処方法は、カウンセリングがとても重要です。当日は、お客さまに日頃行っているカウンセリング方法やアドバイスをお伝えいたします。
出 演:国松美恵さん(JNA本部認定講師・マスターエデュケーターリーダー)
ナビゲーター:仲宗根幸子さん
第64弾のスーパーライブは、約半年ぶりの登場となる、国松さんによるデモンストレーション。今年3月実施の試験から改訂となったJNA認定講師資格試験対策を受験生にどのように指導したら良いかというハイレベルな内容でした。
前半の試験対策では、チップオーバーレイ、フレンチスカルプチュア、デザインスカルプチュアの3種類のイクステンションをデモンストレーション。チップオーバーレイとデザインスカルプチュアの土台は、手法としては異なりますが、筆づかいやピンチングのタイミングなどを統一させることで、仕上がりの統一感に繋がるということを実際に施術しながら解説してくれました。 特に新しく加わった、デザインスカルプチュアについては、デザインを置く位置から理論的に説明していました。例えば、ストレスポイント付近にデザインを置いてしまうと、この部分が厚くなってピンチを入れづらくなってしまいます。そこで、イエローライン上にデザインを置くようにするとイエローラインを隠すこともできるなど、全体像を捉えた理論を説明してくれました。
また、デザインスカルプチュアのテーマのフラワーについても、花びらなど、ただレベリングさせて置いたのでは、輪郭がぼやけてしまうので、エッジを効かせて、若干下側を掘るくらいにしておくと、影もでき、輪郭もはっきり見えるようになることなども、図解を用いて説明していました。
コンペティションに出場した数が多いほど試験の合格率が上がると話す国松さん。生徒さんには、全てのコンペティションに出るように勧めているそうです。また、ハンドモデル選びを妥協すると、試験やコンペティションで大きく出遅れてしまうため、モデル選びは重要だと力説。グランドチャンピオンに輝いてもなお、コンペティションに出場し続ける国松さんは、今でもより良いモデルを探しているそうで、電車の中で理想的な手の方を見つけて、モデルをお願いしたこともあるそうです。
後半は打って変わって、国松さんがサロンワークやスクールでの指導の中で遭遇したトラブル爪への対処法を、実際の症例写真を使って、詳しく解説。国松さん自身が施術をしていて、キューティクルの取り過ぎが、乾燥やささくれ、またイクステンションを施した際のアレルギーを招きやすくなると感じているそうで、キューティクルを取り過ぎないための意識の仕方も伝授してくれました。
後半の実技デモンストレーションでは、硬くなった爪周りの角質への対処方法や、二枚爪や亀裂の入った爪のリペアなども、受講生の手を借りて披露してくれました。
爪のリペアでは、アクリルとジェルでの施術方法の違いを解説した上で、症例や部位によってのアクリルとジェルの使い分けについても解説しながらデモンストレーションを行いました。その使い分けのためにも、サロンワークでジェルだけではなく、アクリルも使えるようにしておくべきという指導もありました。
今回は、認定講師資格試験対策の三種類のイクステンションのデモンストレーションと、トラブル爪の解説、その対処法のデモンストレーションなど、多岐にわたる充実のスーパーライブとなりました。
次回、第65弾は芳野真理さんによる『ネイルサロンで活かそう!効率的な施術~時短テクニック~』です。時短テクニックはサロンワークでの重要課題ですね。次回もたくさんのご参加お待ちしております。