2017年アジアネイルフェスティバル総合グランドチャンピオンに輝いた日下部裕子がフレンチスカルプチュア(コンペスタイル)のテクニックを披露!コンペまでの練習方法や重要ポイントを細かく解説いたします。また、爪の綺麗なモデルを探すことも大切ですが、ネイルケアで「育てる」方法もお伝えいたします。モデル探しに苦労されている方必見です!
デモンストレーション内容
・コンペモデルのケアについて、写真を交えた解説(爪の状態を美爪に改善させる方法)
・レンチスカルプチュアデモンストレーション(フォームの角度、ホワイトのアプリケーション等を重点的に解説)最終的に、10本完成した作品をご覧いただきます。
コンテストは、心から楽しみながら出場するものです。誰にでも出場する権利があり、絶対に何かを掴み、見つけることができます。誰にでもチャンピオンになる可能性があることを、デモンストレーションを通じて、皆さまにお伝えいたします。
出 演:日下部裕子さん(JNA本部認定講師・マスターエデュケーター)
ナビゲーター:仲宗根幸子さん
第67弾のスーパーライブは、開催まであとわずかとなった、アジアネイルフェスティバルでのコンペ対策がテーマ。日下部さんと言えば、アジアネイルフェスティバルin大阪2017でプロ部門総合グランドチャンピオンに輝くなど、ネイルケアでもフレンチスカルプチュアでも数多くの入賞経験がある、実力のあるネイリストです。
その日下部さんがセミナーの冒頭で語ったのは、きれいな爪のハンドモデルを探すのも重要だが、「育てる」という選択もあるということ。今は完璧ではない方も、時間を掛けてネイルケアをしていけば、いずれはコンペモデルも務められるほどの爪に成長していくそうです。そのため、ハンドモデルが見つからず出場を断念しなくても、育てていけばコンペ出場もしやすくなるのではないかと語っていました。
セミナー冒頭には、実際に日下部さんが育てたコンペモデルの写真を例に、育成前と育成開始半年後、そして現在の写真を比較して、その差を披露。キューティクルラインの形が各指ばらばらだったのが次第に揃ってきて、ネイルベッドも以前と比べて大きく伸びていました。イクステンションを使わなくても地爪自体の形がきれいになる、ネイルケアの重要性をとてもわかりやすく受講生に伝えていました。
デモンストレーションでは、まずフォームの装着を披露。地爪がダウン気味の場合、無理矢理フォームを上げて装着すると、ミクスチュアを乗せたときにイエローライン付近がかなり厚くなってしまうので、あまりフォームは上げずに装着するそうです。出来上がりが多少下がり気味でも、その指に他の指を揃えて作っていけば、むしろその方が見栄えがします。苦手な指から装着していって、他はその指の仕上がりに合わせていくこともポイントの1つだと語っていました。
フォームの仕込みについては、練習後のフォームをモデルごとに日付を書いて保管していて、コンペ本番も、上手く作れたときのフォームをイメージして仕込んでいるそうです。日下部さんは「フォームを妥協すると、すべて妥協になってしまう」とも語っていて、フォーム装着の重要性を伝えていました。
また、癖のある爪で練習していると、フォームの付け方などをより工夫するようになるので、サロンワークでいろいろなお客さまが来ても対処できるとも言っていました。ハンドモデルの爪の癖を理解することは重要ですが、日下部さんはむしろ癖のある爪に対処するのを楽しんでいるようにも見えました。
フレンチスカルプチュアのアプリケーションでは、常に気温と湿度をチェック。コンペ会場では、同じ会場内でも差があるので、リキッドの量やパウダーの種類を調整しているそうです。ミクスチュアはリキッドとパウダーの適正に重合するまで待ってから操作した方が、上手くいくそうです。ミクスチュアのコンディションを良くすると手数が少なくなり、きれいなアプリケーションができるとも言っていました。ハンドモデルごとに、アプリケーションが違うので、細かい図解入りのメモを作って、確認しながら練習をしているそうです。
仕上げのファイリングでは、全体の形を揃えるために、1本ずつ仕上げるのではなく、同じ個所をそれぞれの指ごとに仕上げていました。仕上げのバッフィングでは、フリーエッジが薄くなっているので、欠けないように、下から支えて、バッフィングしていました。これにより、先端付近のファイル傷も消えるそうです。失敗をどれだけ減らすかがコンペでの順位に関わってくると言っていました。また、ファイルで時間がかからないよう、筋トレで体力作りもしているという日下部さんの話に受講生からは驚きの声があがっていました。
日下部さんは、コンペ出場を「趣味」と言い切るほどで、自身が入賞することで、ハンドモデルやサロンのお客さんが喜んでくれるから、出場し続けると言っていました。日下部さんは、都市部以外でもセミナーをしていますが、地方からのコンペ出場が少ないのは、「コンペに出る技術がないのではなく、その技術を知らないだけで、その技術を教えればみんなできるようになる、だから自分がそのきっかけを作ってあげられたら」と語っていました。
次回、日下部さんが出場する世界選手権では、これまで出ていた全日本選手権からさらに競技時間が短くなり、90分で仕上げなければなりません。当初は無理だと思ったそうですが、いかに手数を減らして、効率よくできるようにするか練習していたら、90分で仕上げられるようになったそうです。それにはモデルとのコンビネーションも重要だそうです。モデルとともに成長している日下部さん、次のアジアネイルフェスティバルも期待できそうですね。
次回、第68弾スーパーライブは、アジアネイルフェスティバルin大阪のメインステージで開催! デモンストレーションしてくれるのは、スーパーライブでも人気の、井筒貴子さんと岩井智栄さん。このお二人が披露してくれるステージは、「コンペ・検定対策 スカルプチュア&ネイルケア」。会場のメインステージなので、事前予約が必要ない上、無料で参加できます!! この機会にぜひお越しください。